腹式深呼吸で乾癬の悪化を抑える

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寝ているとき、起きているとき、食事をしているとき、仕事をしているとき、どんなときでも、私たちは呼吸を常にしています。仕事に集中しすぎて、ついうっかり呼吸が止まっていたなんてことはありません。緊張しているときでも、寝ている時でも当たり前のように呼吸ができるのは呼吸という行動が自律神経の支配下にあるからです。

同じように心臓も胃腸も自律神経の支配下にあります。常に動いていて、私たちが生きるためには欠かすことのできない臓器です。意識して心臓の動きを早くしたり、1分間心臓を止めたりということを私たちが行うことはできません。

しかし唯一自分たちの意志で多少コントロールすることができるのが呼吸です。私たちは長時間息を止めておくことはできませんが、泳ぐときや細かい作業をするときに呼吸を少しの間止めることができます。基本的に自律神経の支配下にあるものは、私たちが意識的にコントロールすることはできないのですが呼吸だけはできるのです。

ですから、自律神経のバランスを整えるときに呼吸というのが重要なカギとなるというのは民間療法でもなんでもなく、医学的にきちんと根拠があることと言えます。

自立神経は交感神経と副交感神経の二つがあるのですが、ストレスが多い現代日本人はどうしても交感神経が優位に働いてしまいがちです。そこで腹式深呼吸をすることで交感神経の興奮を抑えて副交感神経を優位にしましょう。そうすることで免疫バランスが整い、乾癬改善の第一歩となります。

腹式深呼吸を行うときには、体の締め付けが少ない服装で行ってください。締め付けが苦しい服を着用していると、胴回りが苦しくて十分に行えません。またできるだけ空気が綺麗な落ち着ける場所で行いましょう。1時間に4~5回、意識して呼吸をすると効果があります。

鼻呼吸を意識しよう

腹式深呼吸をするときに、必ず守りたいルールが一つあります。それは「鼻で呼吸をする」ことです。

今、口を手でふさいでみてください。鼻で呼吸をするのに息苦しさを感じている人は自分では気づかないうちに鼻呼吸ではなく、口呼吸が常習化しているかもしれません。実際、現代の子供たちの8割がなんと口呼吸をしているというデータがあります。それくらい若い方を中心に口呼吸をしている人が増加しています。口呼吸は病気のもとになってしまう呼吸方法です。鼻で呼吸をする習慣を作るようにしなければいけません。

そもそも鼻呼吸はとてもメリットの大きい方法です。鼻には吸い込んだ空気に含まれる小さな埃や微生物、微生物の死骸などをフィルター効果で取り除くという働きがあります。この除塵効果はおよそ50%~80%とされています。空気が汚れていても、大半は鼻で呼吸するだけで取り除くことができるのです。

しかも鼻呼吸をすると鼻腔内を通過するときに空気には加湿と温度調整が行われます。肺に空気が到着するまでに、気管の乾燥を防ぐこともできますし、湿度を高く保つことでウイルスなどの繁殖も防ぐことができるのです。

逆に口で固有をしていると、フィルター効果がないので有害物質がそのまま体内に取り込まれてしまいますし、湿度が下がるので気管が乾燥しやすくなり、乾いた空気が肺に入って、酸素の吸収率を低下させてしまいます。

お酒を飲んで寝ると、いびきをかいてしまうというのもアルコールを摂取することで鼻の粘膜がはがれてしまい呼吸がしにくくなり、呼吸を補うために口を開けてしまうからです。しかし口呼吸では酸素を十分に吸収することができないので、血中酸素濃度が低くなり、結果として心筋梗塞などが増えてしまうのです。

口は食べるため、話すためにあるもの。呼吸まで口にやらせずに、鼻で吸うようにしましょう。