乾癬患者の矛盾/皮膚炎はせっせと治すのに腸内環境の改善はしない

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動物性タンパク質は老化の原因となる(成長と老化は同じ意味)

1970年代までのアメリカでは心臓病やガンなどの病気による死亡者が増加していました。国の財政を圧迫するほどの医療費が発生していて、それを改善するために出されたのがマクガバン・レポートです。

マクガバン・レポートは病気が増える原因を調査したもので、レポートでは乾癬をはじめとする多くの病気が、「間違った食生活」にあるという結論が出ています。主な原因となる食生活は動物性タンパク質の過剰摂取です。

肉を食べなければ筋肉がつかないとか、肉を食べなければ体が大きくならないというのは間違いです。草食動物を見ればわかりますが、インパラや鹿のような草食動物は瞬発力が高く優れた筋肉を持ってますし、象やキリンはライオンよりも体は大きくなっています。

イメージしやすいのは分厚いステーキのような高タンパク質、高カロリーな食事ですが、動物性タンパク質を多く含む食事をとることが体の成長に繋がるとされていました。確かに子供にとっては高タンパク質な食事は成長を促進させますが、20歳半ばを過ぎる頃になると成長はそのまま老化へと変わってしまいます。体の成長に良いという理由で高タンパク質なものを食べ続けていると、健康を害してしまい、最終的に老化を促進することになります。

この老化というのが尋常性乾癬となって現れてきます。マクガバン・レポートでは肉食よりも江戸時代の日本人が食べていたような伝統的な和食が、体にとっては一番健康を維持できるとの報告を行っています。このことがきっかけでアメリカでは肉主体の食事からシフトし、日本食が健康食と言われるほどに注目を集めることになりました。

皮膚炎はせっせと治すのに腸内環境の改善はしないという乾癬患者の矛盾

顔に人相があるように、胃や腸にも同じように胃相、腸相があり、その良し悪しよって、その人の健康状態がわかるようになっています。健康な人の胃相、腸相は非常に綺麗なピンク色をしていて、表面は粘液が反射してキラキラしています。表面はなめらかですし凸凹もありません。粘膜下の血管が透けて見えるようなこともありませんし、弾力性に富んでいます。

これが不健康な人の胃は、粘膜の色がまだらになっていて赤黒かったり腫れていたりします。人によっては粘膜が薄くなってしまい、粘膜下の血管が透けて見えたりします。また、薄くなった粘膜を補うために一部の細胞が増殖するとびらん性になり凸凹になります。

腸に関しても同じで、襞が発生したり腸そのものが分厚くなってしまいます。ところどころで腸に輪ゴムをかけたようなくびれも出来てしまいます。これは肉食中心の人に多くみられる症状です。肉は腸では消化されにくくなります。それは食物繊維が少ないためで、消化しきれない便を排出するために腸そのものが筋肉のようになり分厚くなってしまうからです。

人は体の表面に見える変化にはすぐに対処する傾向にあります。なので皮膚に炎症ができればあなたは病院でステロイドを処方してもらい、毎日せっせと塗っていたはずです。でも、あなたの腸の状態は皮膚炎どころの騒ぎではありません。尋常性乾癬に悩む患者さんのほぼ全員が腸内環境が悪化しているのは間違いありません。にも関わらず、胃や腸の状態が悪くなっているので食事を改善してくださいといっても、中々実践しないのは、胃や腸の中が見えないからです。

胃相や腸相の悪化は、乾癬どころか、ガン発生に繋がると言われており、近年増加している生活習慣病もこの胃相、腸相の悪化が多く見られるようです。胃相、腸相が悪い=体の内側から徐々に不健康になり蝕まれていることの証拠と言えます。