乾癬に良い食べ方は良く噛むこと

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乾癬に良い食べ方は「よく噛むこと」と「腹八分目」の二つです。よく噛むことはそのまま腹八分目になるので、噛むことを意識して食事するとよいです。一般には一口で30回の咀嚼が目安とされていますが、それ以上でも問題はありません。口の中でドロドロになって美味しくないと思うかもしれませんが、自然と喉を通っていくので美味しくないという感覚はあまりありません。

また、噛めば噛むほど唾液が分泌されて胃に送られる前にでんぷん質などが分解されるとともに食べ物が細かく分解されることで胃や小腸での消化を助けることになります。「正しく消化できないものは吸収されないのでダイエットに効果的だ、痩せると乾癬がよくなる場合が多いのであまり噛まないほうが良い」という人がいますが、それは間違った考え方です。消化しきれずに吸収できなかった食べ物はそのまま排泄されるものもありますが、腸内で腐敗して滞留したり、毒素に変化して小腸から吸収されて血液中に取り込まれます。

また、消化にばらつきがあると折角栄養素の高いものを食べていても、不足する栄養素が出てきてしまいカロリーだけが過剰な状態で栄養不足になりかねません。よく噛むことで血糖値が上がって行くので満腹中枢が刺激され、食欲は抑制され、腹八分目となり食べ過ぎを防ぐことができます。ダイエット=意図的に食べる量を減らすイメージがあると思いますが、よく噛むことで自然とダイエットに繋がることはあまり知られていません。

他にもよく噛むことで寄生虫の侵入を防ぐ役割もあります。特に鮮魚についてはよく噛まずに飲み込むことでアニキサスなどの寄生虫に感染する可能性が高くなります。よく噛むことで唾液が沢山分泌されると酵素が消費されてしまうと思うでしょうが、実際に噛まずに飲んだものを小腸で消化するときの酵素の消費のほうが噛んだものを消化したときのそれより多いことがわかっています。

乾癬の発症は遺伝より生活環境が原因

食事の習慣というのは遺伝と同じように家族内で受け継がれていくものです。食卓に出るメニューが脂っこいものが多く、魚や野菜が少なければそれを口にしている子供が大人になったときも同じような食生活を家族で続けていくことがわかっています。

その一つの例がアメリカの肉食文化です。一昔前まではアメリカの食文化は肉がメインで、野菜や魚などは殆ど食卓に上がることはありませんでした。1977年に発表されたマクガバン・レポートによって食生活の改善が必要とされ、政府主導で行った政策が功を奏しており肉食文化が体に良くないことがアメリカ社会に定着してきました。しかし、主にそのような食生活が定着しているのは、富裕層がメインであり、中流層以下の庶民の間では依然として肉食文化が根強くあります。

肉食中心の食事をしていると乾癬を発症するリスクが高くなりますが、それは遺伝によるものだから仕方がないと諦めたように言います。確かに乾癬の発症は遺伝による要因も排除することはできませんが、もっと重要な原因として食習慣を受け継いでいることがあります。

子供が育った環境がそのまま大人になっても受け継がれていくことで、親と同じ病気になりやすい状態となるわけです。乾癬が遺伝だけが病気の原因ではなく、むしろ遺伝よりも習慣を継承することが病気の原因であると考えるべきでしょう。良いものを選んで、規則正しい生活をしていれば、健康を維持することはそれほど難しいことではありません。