乾癬患者の蛋白質の摂り方を考えてみる

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植物性と動物性の比率が重要

人間が摂取するタンパク質には動物性、植物性に分けることができますが、それらはある比率によって摂取することが重要となります。理想的な比率は動物性が15%、植物性が85%と考えられます。これだけを見ると動物性が15%となっていて、非常に少なく大丈夫なのか?と心配になるかもしれませんが、植物性からでも十分に摂取できるので問題ありません。

タンパク質を摂取するのは体内でアミノ酸に分解し、それを再結合して人間に必要なタンパク質にするためです。動物性タンパク質を摂取しても、それがそのまま人間のタンパク質になるわけではないのが動物性を少なくしても問題のない理由になります。つまり、植物性タンパク質であっても、消化の際にアミノ酸分解されて人間に必要なタンパク質に再結合できれば問題ありませんし、植物には必須アミノ酸を多く含むものがあります。

豆類、キノコ類、果物、海藻類などには豊富な必須アミノ酸が含まれていますし、タンパク質も動物性ほどではありませんが含まれています。これらを積極的に摂取して、比率を85%まで引き上げることができれば動物性脂肪などの摂取を極力少なくすることができます。※精製された穀物が乾癬悪化の原因になることがあるため、植物性蛋白質を白米や小麦から摂ることは避けたほうがよいでしょう。

植物単体で見ると必須アミノ酸を全て摂取するのは難しいと言えるでしょう。しかし、日本食というのは単一品目だけを食べる食事文化ではありません。主食、主菜、副菜、汁物という形で数多くの品目を摂取しています。色々な品目を組み合わせて食べることのできる和食は必須アミノ酸を効率よく無駄のない形で摂取出来ていると言えるでしょう。よって、乾癬を良くする食事の基本は和食となります。

白米は食べるな!

米を食べると尋常性乾癬が悪化すると言われていますが、それは半分正解で半分間違っています。健康な日本人の場合、食事の中で米というのは半分以上とまではいきませんが、半分に近い割合で摂取するのが和食のちょうどいい割合と言えるでしょう。乾癬患者の場合、米は1日1食に抑えるのが無難です。

ただし、米と言っても白米は食べてはいけません。白米は玄米、押麦、鳩麦などの雑穀とは違い、死んだ食べ物です。その理由は米のモミを脱穀したものが「玄米」ですが、そこからさらに「ぬか」を除いたのが「胚芽米」でさらに胚芽を除いたものが「白米」となり、生きている部分を全て除去した「残りカス」が白米となるので「死んだ食べ物」となります。(捨てている部分が、本来、人間にとって必要な部分です)

玄米は水に浸しておくと発芽することがありますが、白米は水に浸けていてもふやけるだけで発芽することは絶対にありません。ではどうして白米が主として流通しているかというと、玄米などに比べると甘みが強く触感が柔らかいからです。また、白米は完全に皮をむかれた状態なので玄米に比べると酸化しやすい状態です。

精米したての白米を食べると美味しく感じるのは、その鮮度が高いからです。逆に精米して年数のたった古米などは新米に比べると酸化が進んでいるので、美味しさという面では低下してしまいます。白米だけを食べることはオススメできませんが、玄米などの雑穀をメインにして食事割合の半分程度を占めるようにすることは酸化した食事を防ぐことにもなり、生きた食べ物を摂取するという意味でも乾癬の悪化防止に効果があります。