あなたの「過去の食事の積み重ね」が、乾癬を発症させたと認識すべき

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「You are what you eat.」というのは英語の格言です。日本語に訳すと「あなたはあなたが何を食べているかで決まる」という意味になります。

私たちの身体は、食べ物から作られています。健康に過ごせるのか、病気になってしまうのかも、日々の食事の積み重ねにあるのです。

1996年、糖尿病、心臓病、肝臓病、脳血管疾患、高血圧症など成人病とそれまで言われていたものが「生活習慣病」と改称されました。これは生活習慣から由来する病気だということが明らかになったからです。これらに加えて、尋常性乾癬、アトピー性皮膚炎、花粉症、食物アレルギーなども生活習慣から由来する病気といってよいでしょう。

私たちの食事はとても豊かです。数多くの食物という選択が有る中で、何を食べるのかということがとても大事なのです。健康で長生きしたいなら「好きだから」「美味しいから」「手軽だから」とファーストフードや冷凍食品など、安易に食べ物を選んではいけないのです。

あなたは皮膚科を受診して、医者から日々どんな食生活をしてきたのかということを尋ねられたことはありますか?おそらくほとんどの人がNOと答えるでしょう。これが私には残念でなりません。尋常性乾癬をはじめ、様々な原因不明の難病というものがありますが、実は食生活から引き起こされているという因果関係が今後研究されれば明らかになってくるでしょう。

若い時からタバコ、お酒を毎日たしなみ、肉中心の食生活を繰り返し、消化に悪い乳製品を好んで食べていれば、誰だって生活習慣病になってしまいます。どの生活習慣病になるかは遺伝的要素や環境要因などがあるので、人によって乾癬を発症したり、喘息を発症したりとバラバラですが、大きな目で見ればそれらは原因をともにする同じ病気と言っても過言ではありません。

では、あなたはなぜ尋常性乾癬になってしまったのか?これには、今、何を食べているのかは関係ありません。あなたが生まれてから今までの数十年間、何を食べて暮らしてきたのか、これが重要なのです。

乾癬患者の食生活をよく調べてみると、肉や魚、卵や牛乳などの動物食を多く摂っていることが明らかになっています。また乾癬患者の腸内を調べてみると、状態がとてもよくないことも挙げられます。アメリカでは乾癬患者に大腸検査を受けるのが浸透しつつあります。それほど、乾癬と腸内環境の関係は深いといえるのです。