症状の出た部分だけに注視しても乾癬の真の原因はわからない

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腸内環境の良し悪しはその臓器だけの状態にとどまらず、その人の健康状態を表しています。体のあちこちで起こる不調はその場所だけにとどまらず、胃腸に現れてきます。例えば乳がんの患者さんの腸の状態は憩室(腸にできる袋状の突起)や滞留便が多い傾向にあります、乳がんと腸なんて全く関係ないように思われますが実際には関連性があるわけです。

西洋医学では病気を発症すると発症した臓器だけで解決しようとする傾向があります。例えば尋常性乾癬による皮膚炎は出たときにはステロイドを塗って、胸焼けが酷い場合は胃酸を抑える薬を飲んでくださいとなります。確かに薬を使えば皮膚炎や胸焼けは改善するでしょうが、どうして皮膚炎が出たのか?胃酸過多になってしまうのか?その点へのフォーカスはされないまま、真の原因は放置されたままとなります。

尋常性乾癬は食事、水、ストレス、嗜好品、運動状態、生活環境などが複雑に絡み合った結果で発症し、その自覚症状として皮膚炎ができるわけですから、皮膚だけを見て治療するのは間違った方法であると言えます。

食事や水が体にとって悪いものであれば、それはストレートに胃や腸に影響を与えます。そして細胞は胃や腸で消化された栄養分から細胞分裂をするわけですから、食べ物に問題があったとしても、人体はそれを材料にするしかありません。悪い材料だとしてもそれをもとにするしかないので、食べ物というのは全身に反映されます。

何が体に良くて、何が体に悪いのかは実際の結果を持って確かめるしかありません。つまり、何が正しいのかは体に聞くしかないわけです。また個人によっても反応の仕方は異なってきますので、それを的確に判断し乾癬治療に役立てていくことになります。

酵素が乾癬克服の鍵となる

体の中には5千種類以上の酵素が存在しています。これだけたくさんの種類がある理由は、それぞれの酵素が1つの役割しか果たさないからです。唾液に含まれるアミラーゼという酵素はでんぷんにのみ反応し、胃で作られるペプシンはタンパク質のみ反応します。同じ消化酵素でもその働きは異なることがわかります。

酵素が豊富な食事をしている人は体内で生成する酵素量も徐々に増えていく臨床データがあります。摂取した酵素は酵素のまま吸収されるわけではなく、アミノ酸などに分解されて吸収されます。アミノ酸となって吸収されたら酵素の意味がないのでは?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。前述のように体内酵素の増加に摂取した酵素の量が関係しているというデータがある以上、摂取した酵素が体内で何らかの影響を及ぼしているのは間違いありません。

そこで考えられるのが「酵素の元」といえるものが体内で作られているのではということです。このことを証明する証拠として、特定の酵素が大量に消費されるとそれ以外の酵素量が減少してしまうという事実です。つまり100ある「酵素の元」が消化酵素に70を使ってしまったら、残りの30で、それ以外の酵素を作り出すしかないということです。

わかりやすい例えで行くと、食中毒になった時はウイルスを撃退するために酵素が使われ、その反面、消化酵素の量が減少することがわかっています。「酵素の元」の存在は証明されているわけではありませんが、数多くの臨床データはその存在を裏付けるものとなっています。